この日の早朝5時、私は私の住まう地より去った。
目指すは南の地、神奈川県平塚市。
こんなに遠いとこへ車で一人で行くのは果たして初めてではなかろうか。
元々私は都会へ車で行くのが恐い。
行くとなると、無事につけるか、車を止める所はあるのかとか考えてしまって、
なかなか決断出来なかった。
しかし、そんな私に神の掲示にも似た言葉が・・・
「大丈夫、行けば何とかなる。」
その一言で、私はこの日、平塚行きを決めてしまったのだ。
でも確かこれ聞いたのは東京行く時のはなしだったなぁ・・・(^^;
言ってくださった夜魔まゆきさんもまさか東京ではなく平塚へ行くとは
思わなかっただろうなぁ・・・(^^;

と、いうわけで、出発。
道は塩尻−相模湖までは高速道路を使用して、一路南へ。
途中談合坂SAで小休止。
しかし、談合坂で団子を売っているのにはさすがに閉口した(笑)
しかも、その窓の貼り紙には、「だんご3兄弟」とか書いてあるし・・・(−−;
ちょっと勘弁してほしい今日このごろであった。

さて、相模湖ICで降りて、相模原から厚木を経由して一路平塚へ。
途中までは山道だったりしていたので、
「なんだ、首都圏、恐るるものなし!」などと思っていたが、
甘かった(爆)
厚木市内へ入ると、片側何車線あるの?って感じの道が続く・・・
(註:私は今まで片道2車線以上の道は通ったことが無かった!)
そして、なんということだ、いつのまにか都会ではないか!!
(註:基本的に私にとって都会かどうかの判断基準は松本市より大きいかどうかです)
ちょっとおどおどしながらも車を走らせ、遂に平塚市へ到着したのであった。

さて、いままで、平塚へ行った理由を言っていなかったですけど、実はJリーグ(サッカー)の
試合をみに行ったわけです。
その時は、ベルマーレ平塚VSジュビロ磐田の試合でした。
因みに私はベルマーレファンであって、
行くと友人に行った時は、「何でそんな負け試合を観にいくのか」と冷やかされたものであった。
それが・・・・こんな結果になるとは・・・・

話をもとに戻そう。
そして、試合会場の駐車場に早々と車を止めた私は、徒歩で市内を散策するのであった。
しかし、それにしてもいかんせん来るのが早すぎた(笑)
何せ平塚市へ到着したのは午前10時、
そして、試合開始時刻は19時からなのである(笑)
それでも、まあ、どこかで時間を潰せば9時間ぐらい・・・とかおもっていたのだった。
つくづく阿呆である(苦笑)

当然の如く時間を持て余しました(笑)
それでも、本屋で結構時間潰したのですが、結局限界で、車の中で寝てしまった私であった・・・

さて、気が付けば、午後4時半。
結構スタジアムには人が集まっていました。
それにしても、磐田、人多いねぇ・・・
しかも娘っ子の方がおおいとわ・・・・
噂にはきいていたが、凄いもんだ。これでしっかりサッカーみてくれれば言う事ないんだけどねぇ・・・

そして、開門時間。
なにげにジュビロ磐田のチームバスが通ったので、見てみると、なんと
「高額年俸選手乗車中」みたいなことが書いてあって
思いっきり平塚のファンを逆撫でしていた。凸(-_-#)

午後6時30分、空から落ちる雨は止む気配を見せず、ピッチを濡らしている。
そんな中、何故か、わたしはゴール裏中央付近に陣取っていた(笑)
今思うと、初めて競技場へいく人間がなんでいきなりもっともコアな場所にいるんだ、と思ったが、
まあ、きっと、「習うより慣れろ」の意気込みだったのであろう。
その時はたいして気にならなかったのである。

そして、午後7時、キックオフのホイッスルが鳴る・・・

・・・いきなり結果ですが、
勝っちゃったんです、平塚が!
いやぁ、ビックリしちゃいましたよ。
もうスタジアムは大興奮!
わたしも気が付いたら、声が枯れていました(^^;
おもわず、試合後バスで出てくる選手を万歳で送り出しちゃったよ(笑)
しかし、良い試合に運良く行ったものだ。
もう、完全に「また来よう」の気持ちで平塚を後にしたのでした。

帰りは、まあ一回ほど道を間違えるというアクシデントはあったものの
無事かえってきました。
っていうか、ほんとは何処かのSAで仮眠とっていく予定だったんだけど、
まさかの勝利でハイになってたので、そのまま帰ってきちゃったよ(^^;
因みに家についたのは深夜2時のことであった。


あの興奮した日の翌日。
私はTV中継されていた平塚対磐田戦のビデオを見て驚愕した。
「おいおい・・・私テレビに写ってるよ(爆)
そう、ゴール裏中央に私はいた為にテレビカメラがサポーターの姿を写している枠の中に私がいたのだ。

ちょっと、いやかなり恥ずかしかった(笑)
でも勝ったからもうなんでもいいや。
ちょっと今は苦戦を強いられてるけど、頑張ってくれよ、ベルマーレ平塚。
また観に行くからさ。



今回の教訓:
やっぱり『生』が一番!