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織田の変心、風雲の崩壊
 鷹野透湖  - 08/10/11(土) 0:38 -

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    10月8日、織田の同盟申し込みに対する上杉の返答が決まり織田と上杉の間に同盟が締結された。同日、斉藤による徳川侵攻が始まり斉藤上杉vs徳川織田という新規同盟同士が戦場で戦うという異常事態が発生している。

 この問題は、織田による「武田が同盟国としての責務を果たさないので、同盟足りえない」ことによる武田との同盟解消および小牧厭戦に端を発している。小牧に同調して武田に上杉攻めを要請したときに武田が拒否した問題である。またこれが決断のトリガーになっては居るが根っこには北条が斉藤攻めから上杉攻めへ変更したことも深層にあると考えられる。

 いずれにしても織田にとって武田北条を味方とみなす事を止めた。敵の敵は味方であるので、敵の敵でもなくす根回しも終わっている。斉藤が小牧で戦闘を起こさなかったのはその結果である。


▼時間を稼ぐ織田斉藤上杉

 織田は今回の上杉同盟を「事故」と徳川には説明しており、武田には何も説明がない。これも非常に奇妙である。徳川を引き連れて斉藤上杉側に移るのであれば武田に説明がないのは問題ないが、徳川に保留した態度を見せる必要は無い。

 奇妙であるといえば斉藤による徳川侵攻も奇妙である。斉藤が駿河から相模攻めをしなかったのは今川に遠慮したという意味で判りやすいが、そうであるならば三国で北条を攻撃することも可能である。これを斉藤が勝ちやすいほうを選んだと言うのは簡単だが、おそらくそれは早計だ。徳川に任意に動かれて小牧攻めをさせたくないというのもあるだろうが、むしろ徳川に対して攻められたくなければ織田と共にこっちの陣営に来いという暗黙の信号と見る方が理にかなっている。

 関ヶ原で徳川家康が小早川秀秋に鉄砲で脅したという故智に倣っているというわけだ。

 織田、斉藤、上杉は判りやすい言葉による外交ではなく、状況を作ることによる外交で周辺を固めていく戦法に出ている。状況を明白にしてしまうと一気に不利になる可能性が高いので織田は時間稼ぎをする必要があるということだ。


▼先の先か後の先か

 織田の時間稼ぎは、自らの行動が先手ではないということも示している。先に動いただけで先手を取れては居ない。状況を誰もが放置すればどこも先手を取らない状態が続くが、それはない。各勢力が動けばそこが先手になる。

 現在風雲に自国で攻めに回っている勢力は少ない。北条斉藤織田に雑賀足利朝倉が有る程度である。織田が上杉方についたので上杉が攻勢に転じることが可能であるのと、雑賀足利と朝倉は西側勢力内のみで攻めている所が注意点である。

 織田は徳川に敵側に回る決断をさせない事と、雑賀足利に自信をつけさせない事が肝要となる。攻めが可能な強国同盟に入ったとはいえ数が少ないのは争覇の仕様では辛いからだ。立場を明確化させない事で先を取る計画は続行中であり、すぐに北条を攻める手は無い。
 斉藤は今川を手放さない事が必要だ。今川の巨大な軍事力を持つ同盟国として君臨し続けるために今川に恩を売り続ける必要がある。ただしそのために徳川攻めを継続すると織田の目論見をつぶす事になるので三国と大井川を場合により切り替える必要がある。

 北条は武田に織田上杉斉藤のどれかを攻めて貰う交渉が必須になる。毎回上杉とか毎回斉藤などのように定期的である必要はまるで無い。負けて上杉の最大国力回復をさせるのも国獲り上だけでなく士気の問題にも影響するからだ。もっとも、三国峠で上杉攻めを行って貰い、良い戦いをすることで武田の士気を向上させるのも手である。
 さらに雑賀に斉藤か織田を攻めて貰う交渉も重要だ。三国に同期して足利雑賀で斉藤に当たれば十分な戦闘が可能だろう。斉藤攻めの問題点は三好浅井がそのタイミングで同時復興戦を起こすだろうことでもある。故に現実的にはむしろ織田攻めを敢行してもらうのがベストだ。

 武田も決断する時期ではあるが、徳川も決断してもいい時期である。日和見を決めても徳川は生きていけるが、無言の圧迫は続くことだろう。徳川は堪えないかもしれないがいつでも色々なところから攻められる危険性を増やすことでもある。態度を早めに決めて先手を確定させる行動に移ることは信用を増やすことにもつながる。


▼合戦が無くなるかもしれない風雲

 日本人は損を嫌う。ゲームなんだから気にするなという理屈は日本人には通用しない。現在の仕様において、勝ちにくい相手を攻めることは敵の体力を削れず相手の国力回復をさせるだけである。光栄は勝てる相手を攻めなさいと推奨しているわけだ。負け戦であっても気にせず攻めるのは風雲では北条くらいなものだ。

 武田や雑賀が動いてくれなく、北条でも攻めることを止めたりした場合、上杉斉藤も北条を攻めない可能性もあり、風雲は完全に沈滞する危険をはらみ始めた。北条の選択肢としては織田や朝倉を攻めたりして新しい武将と戦って遊ぶというのがある。しかし、そういう事態は国獲りと関係ない合戦ゲームと化してしまう。戦略のない信onには全く魅力がない。そういう事態になることだけは避けたい。

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☆外交放談 とおこ 08/5/7(水) 22:53
・北条と徳川の修好交渉 鷹野透湖 08/5/7(水) 22:55
妄想話 伊吹舞神楽 08/5/13(火) 7:48
Re:妄想話 鷹野透湖 08/5/19(月) 0:17
・垂直統合と水平分業 鷹野透湖 08/5/20(火) 0:21
・東西の均衡は維持されるか 鷹野透湖 08/9/7(日) 23:00
織田の変心、風雲の崩壊 鷹野透湖 08/10/11(土) 0:38

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